minatoflare144’s diary

アウトプットの練習

宗教上の理由

 「ごめんな、宗教上の理由で○○できないんだ…」

 

 僕が何かを断るときによく使う台詞です。

 親しい仲でも断りたいことはあります。その際に、親しい仲であるのだから、なるべく角の立たないような断り方をする必要があります。最悪の場合、この断り方ひとつで関係にヒビが入ることもあるでしょう。

 そんなとき、僕が使っているのが「宗教上の理由」です。イスラム教の人に豚を無理やり食べさせようとする人はいません。戒律で禁止させられていることを強要してくるような人とは親しくしないほうがいいでしょう。

 当然ですが、断るときに使う宗教は、本当に存在しているわけではありません。ただ、断るときに都合がいいから「宗教上の理由で…」と言っているだけです。

 僕がよく他人に話している僕の宗教の戒律は「二郎ないしそれに準ずる店に行ったときは、必ず野菜マシマシにしなければならない」と「牛丼屋は吉野家にしか入ることができない」の二つです。一時期「ご飯おかわり自由の店に入ってはいけない」もありましたが、その戒律はなくなりました。家系はだいたいご飯おかわり自由なので、一時期これを使ってよく家系に行くのを断っていました。 

 この断り方をする問題点は、「こいつやばいやつかも」と思われる可能性が非常に高いことです。日本国憲法第20条に信教の自由というものはあります。また、日本には無宗教者が大変多く、人口の70%は無宗教者であるとのことです*1。無宗教者に対して「宗教上の理由」を使うとそれこそ関係が悪化する可能性があります。親しい関係でなければ、「宗教上の理由」を使わないほうがいいでしょう。

 もっと大きな問題が、相手が無宗教者でなく、宗教の本格的な話になるときです。もしそこで別の宗教の勧誘をされた場合は、その人との関係を考え直したほうがいいでしょう。余計な言い方をしたせいでさらに面倒なことになってしまいます。僕は「宗教上の理由」を使ったときに別の宗教からの勧誘をされたことはありませんが、宗教の勧誘を受けたことはあります。非常に厄介でした。しかし、「他人に自分の宗教を押し付けてくる人」ということがわかるのは、ある意味では大きな収穫かもしれません。そんな人と深く付き合わないほうがいいです。

 

 宗教の話がしたかったわけではないので話を戻します。宗教勧誘された話はいずれ。

 

 僕は「宗教上の理由」を何かを断る際に使っていますが、では、それよりももっと角が立たず問題が起こりにくい断り方はないのでしょうか。

 それが、「○○の遺言」です。宗教と違って遺言は個人でそれぞれ違います。他人の付け入る隙はありません。宗教上の理由なんかよりもよっぽど効果があります。仮面ライダーカブトの主人公、天道総司の「おばあちゃんが言っていた」もこの類型でしょう。ぷよぷよあんどうりんごちゃんが空腹のレムレスにリンゴをくれと言われたときに返した「かわいそうだけど これはあげられないよ おばあちゃんの かたみのりんごなんだ おばあちゃん いきてるけど」もそうです。肉親からの教えは他を排する力があります。僕が「宗教上の理由」を使っているのは、ただ語呂が好きだからなだけです。

 というわけで、普通の人たちは「○○の遺言」を断る理由に使うといいでしょう。

 

 個人的に何よりも絶対に断りたいのは「連帯保証人になること」の誘いです。絶対になってはいけません。実質そいつの借金を肩代わりするのと同義です。本当に切羽詰った人は逃げます。逃げたらそいつの借金を返さなければなりません。どんなに今まで親しかったとしても、連帯保証人になるのだけは絶対にやめましょう。

 

 

 

 

 

 本来行きたくない食事の店をかえてもらう程度のことに、「宗教上の理由」とか変な前置きいりません。ただ、「あんま好きじゃないんだよね。○○ならどう?」でいいのです。僕の「宗教上の理由」はもはや芸みたいなものなのです。

 どうしても断らないとまずい、連帯保証人の誘いなどの際の切札として使いましょう。連帯保証人の誘いこそ親しい人からでもないとされませんしね。

 

 一番言いたかったことは、宗教に入っているわけじゃないけど「宗教上の理由」って響きが好きで多用しています。ってことでした。

 脱線多すぎました。この記事はアウトプットの練習としては大失敗ですね。

 

おわり