オベリスクフォース、イカサマをしていなかったことが判明
オベリスクフォースとは、アニメ遊戯王ARC-Vに出てくる、融合次元のモブのデュエリストのことです。プロフェッサー直属の精鋭部隊で、必ず3人一組で行動しています。使うデッキは、「古代機械」デッキですね。古代機械の融合モンスターといえば、LODTにてUR枠で入っていたハズレアの古代の機械究極巨人くらいだったので印象になかったんですよね。
ライラとケルビムが欲しくてひたすらにLODTを買っていたのに(推定4箱分程度)、ライラケルビムは一枚も出ず、出てくるのはこいつとDragoon D-ENDばかりでキレていたので、あまりいい思い出ではありません。
そんな古代の機械テーマですが、アニオリで大量に新規の融合モンスターが登場しました。それがこいつらです。
注:画像をうまく横に並べたかったのですが僕の今の力ではできません。見づらいですが勘弁してください。
主に使われていたのはこいつらですね。だいたいのオベリスクフォースは、だいたい双頭猟犬・参頭猟犬・究極猟犬を出していたはずです。そして、侵略時には混沌巨人を使っていましたね。デュエルで使っていたのはVS黒咲戦のデニスくらいなものです。これ見ると、混沌巨人普通にやっていたら出せないですね。デニスが使った、古代の機械混沌融合でもなければ出せなさそうです。
なんだこのイカサマカードは、たまげたなぁ。でも、アニメの混沌巨人は素材の縛りがきつすぎて、こんなイカサマカードでもなければ出せません。
ダブルトリプルアルティメットをそれぞれ召喚するのは、何枚猟犬があっても足りません。しめて九枚の猟犬が必要ですね。
オベリスクフォースは、常に最初の手札に数枚の猟犬と融合を握っているため、イカサマをしているという説が僕の中でありました。イカサマでもなければこんなに事故なく毎度融合を決めるなどありえません。
一応オベリスクフォースがデュエルをした回の立ち回りを確認しましょう。登場していてもあらすじであっさり倒された時のものは省略します。
45話:VS遊矢 猟犬しか使っていませんでした。融合していません。600バーンを使っただけですね。
48話:VS月影&黒咲 後攻で猟犬を出して600バーン、後に融合で参頭猟犬を出す、を3人やっていました。そのあとライズなファルコンにやられていました。
89話:VS月影&素良 先攻では猟犬を融合召喚しただけ、残りの2人は参頭猟犬を出していました。そのあとマッドキマイラにとられていました。
109話:VS遊矢&黒咲(&カイト) 先攻で双頭猟犬、2人目は参頭猟犬、3人目は古代の機械廃棄融合で味方の墓地を使って究極猟犬、古代の機械双蘇生で味方の墓地を使って場に猟犬双頭猟犬参頭猟犬究極猟犬を並べ、混沌巨人出していました。これは味方にオベリスクフォースがいないとできませんね。その後銀河眼の光波竜にやられていました。
こうして見るとだいたい連続攻撃できる切り札にひどい目に合わされていますね。先攻でダブルトリプルアルティメットってイメージを持っていましたがあんまりそんなことありませんでした。だいたい並ぶのはトリプルですね。
そんな古代の機械テーマですが、アニメでオベリスクフォースが登場してから、1.5年の時を経て、ストラクチャーデッキRで再登場しました。これで3000円払えばオベリスクフォースデッキ組めるよ!やったね!!
猟犬いないが、どうなっているんだ。
と思っていたら、後のRATEで猟犬と混沌巨人と、ロジェが使っていた魔神が収録されました。これで本格的にオベリスクフォースごっこをできますね。ダブルトリプルは未収録ですが…。
その猟犬と混沌巨人の効果がこちらです。
『古代の機械猟犬』
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻1000/守1000
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。
相手に600ダメージを与える。
(2):このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
自分の手札・フィールドから、
「アンティーク・ギア」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
『古代の機械混沌巨人』
融合・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻4500/守3000
「アンティーク・ギア」モンスター×4
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードは魔法・罠カードの効果を受けず、
相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果を発動できない。
(2):このカードは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃でき、
守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。
………へ?
なんかアニオリに比べてOCGでものすごく強化されていませんか?
まず都合により混沌巨人から確認
・厳しかった融合素材が、「アンティーク・ギア」モンスター×4に緩和されている。
・自分の攻撃時のダメステ終了時までしか相手のモンスターカードの効果を止められなかったのが、バトルフェイズ中に拡大されている
2つ目はともかく、1つ目が大革命です。古代の機械混沌融合を使わなければ召喚困難で、普通に融合召喚しようとすると都合九枚の猟犬が必要だったのが、なんでも4枚になったので、召喚がとても容易になりました。
そして猟犬の確認
・相手フィールドにモンスターがいないと使えなかった600バーン効果が、召喚時になっている
・自分フィールドに他に古代の機械モンスターが存在しなくても、モンスター効果での融合ができるようになっている
ものすごい強化を受けていますね。(1)は、難癖をつけたがる人が、「相手のフィールドにモンスターがいるときに特殊召喚したときは効果が発動できなくなったから必ずしも強化ではない」とか言いそうですが、そういう人と会話する気はないので問題ありません。
(2)の強化がすさまじいですね。猟犬が場にいるだけで、手札を含めた融合をできるようになります。そのため、猟犬が召喚されたときには、もう混沌巨人が出てくることを覚悟することになるでしょう。手札に三枚古代の機械モンスターがいるだけで混沌巨人は出せるんですからね。
つまり、相手の場に何もなくても、相手の手札が4枚あるだけで混沌巨人におびえることになります。止める手段のないデッキで後攻を渡すのは、死を覚悟することになるでしょう。
YPなら、手札が4枚あるだけで混沌巨人を融合召喚できます。オベリスクフォースは、せいぜい三人あわせて、双頭猟犬、参頭猟犬、究極猟犬を並べるだけです。本当にオベリスクフォースがイカサマをしているのなら、こんなしょぼいモンスターを並べるのではなく、さっさと猟犬と混沌巨人のカードの効果を書き換えて、開幕混沌巨人を3人で三体並べるはずです。これをしないということは、オベリスクフォースがイカサマをしていないことのなによりの証明ではないでしょうか。
なお、仮にアニメのオベリスクフォースと、YPの古代の機械デッキでバトルロイヤル3vs1で、オベリスクフォースが先攻をとると、
OF1:参頭猟犬融合召喚
YP:猟犬召喚で600ダメージ(残り3400)、混沌巨人融合召喚、オーバーロードフュージョンで魔神融合召喚で1000ダメージ(残り2400)混沌巨人で参頭猟犬アタック(1人死亡)、魔神でダイレクトアタック
で、死亡、残り1400、残り2400になります。
手札構成が、猟犬、古代の機械モンスター×3、オーバーロードフュージョンでないとできませんが、まあアニメならできるでしょう。
3vs1のときには最後のプレイヤーからしかアタックできないルールだとしたら、
OF1~3:参頭猟犬融合召喚
YP:猟犬召喚で600ダメージ(残り3400)、混沌巨人融合召喚、オーバーロードフュージョンで魔神融合召喚で1000ダメージ(残り2400)混沌巨人で参頭猟犬アタック
で全員死にます。たしかこういうルールではなかったと思います。
双頭参頭を並べている現状では、イカサマとはとても言えません。オベリスクフォースが手心を加えているのか、プロフェッサーが強くしすぎないように調整しているのかわかりませんが、次オベリスクフォースが出てきたときは開幕猟犬から混沌巨人出してほしいものです。そのときがきたら、改めてオベリスクフォースイカサマ説をうったえようと思います。ただ、融合次元にきてからオベリスクフォースの登場はなく、ふつうのアカデミアの生徒が出てくることがほとんどなので、その時はこなさそうですね。
おわり